舞台映画ライブ収録 下北4デイズ THE技術

ライブ配信, 技術, 撮影, 機材, 現場

大変ご無沙汰しております。エープロです。
バタバタと業務をしてるうちになんだか月日ばかり経ってしまいました。更新をさぼってしまい、すみません。
久々にブログを書こうと思ったのには、この夏に大事件とも言える貴重な現場業務があったからなのです。
それはというと・・・

「舞台映画ライブ収録」という名のテーマの現場でした。

演劇のメッカ「下北沢」

そこで、なんと、怒涛の4公演連続撮影(7/23、8/28、9/1、2)がありました。

演劇プロデューサーの山口ちはる さんのすべて異なる4公演。
制作「山口ちはる」プロデュース
・7/23 本多劇場 タイトル「単純明快なラブストーリー
・8/28 本多劇場 タイトル「どん底
・9/1 スターダスト タイトル「川澄くんの恋人
・9/2 小劇場楽園 タイトル「FANTASY WORLD?

こちらの舞台収録を担当させていただきました。
それが後日編集というものではなく、全公演ライブ収録(ライブスイッチング、翌日より配信)。そしてなんとカメラは全てシネマカメラ、というオーダー。

ここで、映像監督をされた俵海太さんに、今回の撮影に対するプランニングの事や重要視した点などを聞いてみました。
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今回の撮影で一番念頭に置いたのは映像のルックです。その為カメラはほぼ全てシネマカメラで撮影しています。
一般的な舞台撮影だとカムコーダーを用いて客席最後列から数台並べてという撮影方法が多いかと思いますが、個人的には映像として綺麗だとは感じません。
撮影に関してはプロデューサーの山口さんから全て任せて頂いたので、私が撮るなら映像美に拘って舞台を撮影したいという考えのもと、映画を撮るように舞台を撮る「舞台映画」というコンセプトで臨みました。
スーパー35やフルサイズセンサーの被写界深度の浅さによって被写体の存在感を浮かび上がらせる事、描写力の高いレンズで尚一層強調して人物を魅せる事、加えてフィルムルックのピクチャープロファイルをカメラ全台に充てる。ヒキのカメラだとステージが映るので舞台と認識できるが、ヨリだと映画のワンシーンの様だ、という狙いでした。
技術的にマニュアルフォーカスで舞台上での役者さんの動きをフォローするのは簡単ではありません。
(例 レンズ 70-200mm センサーサイズ スーパー35mm)
次に来るシーンの流れを把握しつつ、目の前の役者さんの演技に応じたカメラワークで撮影する事は通常のカムコーダーより経験を有すると思います。
今回、撮影部の座組みが信頼できるメンバーで入れ替わる事なく同じチームで撮影に臨めた点が成功の鍵だったと感じました。
次回の舞台撮影は今回の形を継承しつつ、更に一段レベルを上げるべくチャレンジをしたいと考えています。


俵海太
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■プロジェクト1日目
7/23 本多劇場 タイトル「単純明快なラブストリー
作・演出 倉本朋幸(オーストラ・マコンドー)
音楽​ 豪起

*こちらがダイジェスト映像です。

■プロジェクト2日目
8/28 本多劇場 タイトル「どん底
【脚本・演出】山崎洋平(江古田のガールズ)
スイッチャー RolandoV-60HD


Canon C100mkII/C200

■プロジェクト3日目
9/1 スターダスト タイトル「川澄くんの恋人
作・演出:石橋夕帆


本多劇場とはうって変わって小規模スペース。 ですが、同じ設備、同じ布陣で臨みました。



同じ脚本で、出演者がA/Bチームに分かれ、1日で2公演行われ、両チームとも撮影しました。

■プロジェクト4日目
9/2 小劇場楽園 タイトル「FANTASY WORLD?
作・演出 : 宝来忠昭

  

・・・まさに怒涛の4デイズでした。
各現場、お話も役者さんも、そしてスペースの規模も、雰囲気もまったく違う4現場で、対応力を問われていると思いました。
当社が担当したのは、俵さんの現場設計のお話を伺い、機材全般の協力をさせていただき、現場ではスイッチャーも担当させていただきました。

オールスタッフは、カメラ・映像監督:俵さん、カメラ:國立さん、カメラ:加藤さん、スイッチャー:長谷川(A.PRO)、音声:阪井さん、AD:森さん、という座組でやりきりました! チームでやれることのベストを尽くしました。

また今後もこのような機会(オファー)があれば、当チームは挑戦し続ける所存です。

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