ハーモニカの合奏会収録の巻

技術, 撮影, 機材, 現場


しとしとと小雨の降る、梅雨らしい天気が続いておりますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私が見事に風邪をひき寝込んでおりました。
身に覚えはあるのです。ここのところ蒸し暑く感じていたのでかなりナメた恰好で寝ていたのです。(ご想像にお任せします。)

そんな週末に収録の現場がありました。

とある区民ホールで行われた、

大学生のハーモニカを中心とした大合奏会の収録です。

おおよそ2時間の舞台で、大変なのはソロ演奏が多くある事。そこはピンでしっかり抜かないといけません。

これはどうしているかというとリハの時に全てメモって誰がいくとかチーム内で決めています。

もっと言うと、事前にPA用、照明用の資料をいただいてある程度読み込んでいきます。
それでなんとか対応しています。

カメラは、ワーク用3台、FIX用で3台、指揮者狙いで1台。
FIX用は全て4K にしました。後でトリミングするためです。
よって奥でフォーカスをきっちり合わせないといけません。

だいたい1曲につき2~3のソロ演奏の場面があって、そこは確実にピンでおさえなければなりません。
4Kトリミングでも解像度的に少々厳しいのです。

ですので確実に人が動かす的確なカメラワークが必要なのです。
という事で三脚が超重要機材となります。
がたがたっていう動きもNGです。

あと、機材やセット面で重要なのはカメラマンへの返しモニター。

この現場では一度V-1SDIで映像をまとめて、その4分割画面=マルチビューをカメラモニターに分配させています。

 

これで各カメラマンが「ソロ以外の裏メロ」を奏でている画をおさえるようなカメラワークの時の画のカブリを防いでいます。

あとはインカムワークしかありません。

指示出し役も一人配置して場面場面での直前の指示出しを徹底してやっています。

これで、演奏者たちの想いのこもった舞台の映像をチーム一丸で作っています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧