カンテ・フラメンコの舞台撮影でした

技術, 撮影, 日誌, 機材, 現場, 編集

寒い日がだんだんとなくなってきました。ただ、暖かくなるとアイツ、そう、花粉がやってきるのです。ヒエー。今年は?今年も?大量の花粉が飛散したようで、無傷ではいられない日が続きました…。花粉症である我々スタッフも、ティッシュ・薬(眠くなる成分が入っていないもの)・目薬・マスクは欠かせません!花粉と闘いながら業務をこなしております。

とまぁ、花粉の話はここまでとして。

最近、新宿・伊勢丹にある老舗「GARLOCHÍ(ガルロチ)」にて久々に、フラメンコの撮影がありました。

しかも、今回はカンテが主役の舞台です。「カンテ」とは、フラメンコで歌われる「歌」のことを言うそうです。その歌い手さんの舞台でした。

舞台が始まると、そこはもうスペインの酒場!(スペイン行ったことありませんが)
歌い手・弾き手(ギター・バイオリン)・踊り手による華やかな世界が広がります。そして観客席からは時折「オレ!」と、ハレオ(「掛け声」という意味らしいです)が飛び交い、舞台と観客が一体となります。

プロのカンテの方の歌声は力強く、存在感と迫力があり、しかし時に切ないメロディーにもなり、変幻自在でした。歌詞は日本語ではなく、遠い異国の言葉なのに、どうしてこんなに惹きこまれるのだろうと不思議になります。その道のプロ達のチカラですね。

その空気感を映像としていかに収めるか…そんな任務。
そして、編集のことを考えながらカメラワークをします。

今回は4カメ体制、うちワークカメラ×2台で臨みました。
返しのモニターを見ながら、相手のカメラワークを引き立てたり、相手がひいていったら今度はこっちが攻めの絵を作りに行ったり。THE・チームワークです(これは、どんなに上手なカメラマンで揃えても、チームワークをお互い考えてなかったらクオリティは上がらないし、かといって技術がともなっていないと、それはそれで上手くいかない…)。

現場って本当に、チームワークです。相手を慮るというか。それが基礎としてあって、その上にお互いの能力や個性が乗っかってくるんだと思います。

フラメンコの舞台を見てても、ちょっと、そうなのかな?と思いました。今回の主役はもちろんカンテの方ですが、時折ギターやバイオリンが主役になったり、踊り手が主役になったり。そういう、個性の抑揚があるから舞台は盛り上がるのかもしれません。

さてさて。
撮った後は楽しい編集が待ってるぜ~!

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